2007年12月30日日曜日

ショパン ピアノ協奏曲第2番 / ポゴレリチ アバド



至って温厚なアバドに、あのポゴレリチが載るなんて、なんて面白そうだろう。期待を裏切らない一枚。 もはやこの協奏曲をショパンがどう描いたかなんてどうでもいいのです。穏やかな導入部分から、次第にポゴレリチの熱情にシカゴ交響楽団全体が引き立てられていくマエストーソ、 雌伏する第1楽章、第3楽章ではこんなに妖艶であったかとはっとすることでしょう。

回帰的で忠実な演奏を「面白いが、博物館だ」と言い切り、常に音楽の現代での「再生」を目指しているというポゴレリチの演奏、そんな彼の演奏こそ、後世から「再生不能」と言われるでしょう。それほどまでにポゴレリチという男、異端です。

Chopin:Piano Concerto No.2Ivo Pogorelich
1.Piano Concerto No. 2 - 1. Maestoso
2.Piano Concerto No. 2 - 2. Larghetto
3.Piano Concerto No. 2 - 3. Allegro vivace
4.Etude in F major op. 10 No. 8
5.Etude in A Flat major op. 10 No. 10
6.Nocturne in E flat major op. 55 no. 2
7.Polonaise if F sharp minor op. 44

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