2007年12月30日日曜日

フューチャー・ツー・フューチャー / ハービー・ハンコック



このアルバムにをまだ知らない人がいるとしたら、聴く前にまず、ハービーが1940年生まれで、60年代ブルーノートのれっきとした主流派ジャズ・ピアニストである事を忘れるべきかもしれません。ジャズ、ヒップホップ、ドラムンベース、テクノ、これらのジャンルが一つずつ合わさっているのではなく、全てが融合しているピースを集めたこのアルバム、一体40年生まれのハービーの何処にこんなカッコいい垢抜けたサウンドが眠っているのか、文字通り耳を疑います。CLUB MUSICなんて目じゃない、どこからどう聴いても、これは最先端の音楽です。未だかつて誰も聴いた事がない、考えたことも無いでしょう。

この衝撃、言葉にするのはハッキリいって難しい・・・。ジャズだけを基準に考えると、この音楽は全く理解が出来ない事でしょう。ジャズ以外の音楽ファンにも広く聴かれるジャンルを超えた一枚です。

全編通して、ハービーの音楽に対する真摯で強靭な学究心を感じることが出来ます。「音楽とは何か?」…半世紀にわたってジャズ音楽界を棲家とし続けた男が紡ぎ出す、「音楽」に対する深い問い掛けのアート。

そしてリスナーへ語りかけます。
「知っているか? お前は一体何者か。」
答えは貴方の感性自身が知っていることでしょう…。

Future 2 FutureHerbie Hancock
1. Kebero
2. Wisdom
3. The Essence (featuring Chaka Khan)
4. This is Rob Swift
5. Black Gravity
6. Tony Williams
7. Be Still
8. Ionosphere
9. Kebero (part 2)
10. Alphabeta
11. Virtual Hornets

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