2007年12月30日日曜日

リターン・トゥ・フォーエバー / チック・コリア



ダイナミックで、それでいて緻密な、音楽の叙景詩。時に細動し、時に漂い、時に躍動します。グルーヴィーとも違い、クールネスとも違い、スウィンギーとも違い、セクシーとも違い…こればかりはチック・コリア独特の音楽性、美しいストイックさ、とも言うのでしょうか。本当に、彼独特です。こんな音楽は他で聴いたこともない、小説で言えば丁度誰も書いたことの無い世界を描いたファンタジーのようなものです。そこにはちゃんと人間も空も木々もある。でも、どこかこの世のものではない、どこか他の星のような世界です。

キーボードとフルート、エレキベースや実に多種を集めたパーカションなど、ジャズの枠を超えて音楽としても革新的な編成で挑んだ自身のホストバンド、「リターン・トゥ・フォーエバー」の第1作。70年代ジャズの主流となった「フュージョン」というジャンルを築いた一枚でもあるそうです。

『CDジャーナル』によるとこうです。
「BGMに成り下がる以前のポジティヴなフュージョン・ミュージック」
うーむ。納得。

Return to ForeverChick Corea
1. Return to Forever
2. Crystal Silence
3. What Game Shall We Play Today?
4. Sometime Ago/La Fiesta

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