2008年2月12日火曜日

グライムソープ / グライムソープ・コリアリー・バンド



由緒正しき英国式ブラス・バンドと寂びれゆく炭鉱町を題材にした英国映画『ブラス!』 で有名になったグライムソープ・コリアリー・バンドの代表作。ブラス・バンドは、何と言ってもブリティッシュです。まず、緻密で繊細、決して伝統を崩さない、でも反面、庶民的な情緒と楽しさに溢れてもいます。それに何と言うか、この作られた感から程遠い一種の「泥臭さ」、「手作り感」、「素朴さ」、いいんです。

英国では上流階級は室内弦楽、軍隊はバグパイプ、そして庶民の伝統的なレクリエーションが、このブリティッシュ・ブラス・バンド、という訳なんです。実に2,000もの市民バンドがブリテン島にはあるそうで。一つの街に、一つのバンドです。

いやしかしこのアルバムは、ハッキリ言ってマニア向けなんですけどね。"2"、アランフェス序曲ですか、この流麗なコルネット、"8"のベニスの謝肉祭の超絶ユーフォニウム、まぁ吹奏楽経験者なら、理解して、そして好きになってくれるはずです。音楽って趣味なんですよね。プレイヤーもリスナーも楽しくならなきゃ。

これを聴くときは、甘ったるいブランデーより、ピート(泥炭)の香るスコッチです。人と土の味がする、そんな音楽です。

GrimethorpeGrimethorpe Colliery Band
1. March
2. Adagio
3. Purcell Variations
4. From The Shores Of The Mighty Pacific
5. Overture To 'Abu Hassan'
6. The Lark In The Clear Air
7. March
8. Carnival Cocktail
9. Riverdance
10. It's Alright
11. March
12. Isaiah 40

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