2008年2月25日月曜日

パリジャン・ブルー / ミシェル・ルグラン・トリオ


映画音楽の範疇を超えて、このアルバムはJAZZの可能性そのものを追求しています。全体として選曲はルグランの甘ったるい映画音楽の主題をモチーフにしていますが、最後まで聴くと、曲風そのものが変わっていたりして、ルグランの多彩な表現技巧を目の当たりにします。

特に"10"、冒頭は原曲の曲風どおりひたすら悲しい、むせび泣くようなピアノのソロから始まりますが、そのアレンジは曲中でパッセージごとに二転三転、変調やリズムチェンジを繰り返し、ワルツになったりマーチになったり、最後は最後は一小節×2を一つづつ噛み締めるような激しいタンゴ調のまま唐突に終わります。

これはルグラン自身による、自身の曲の可能性を最大限に追求した、もしくは自身の限界に挑戦した、そんなアルバムです。

Parisian BlueMichel Legrand Trio
1. これからの人生
2. おもいでの夏
3. ユー・マスト・ビリーブ・イン・スプリング
4. ワンス・アポン・ア・サマータイム
5. ゴールデン・サン
6. アスク・ユアセルフ・ホワイ
7. ブライアンズ・ソング
8. ヒズ・アイズ・ハー・アイズ
9. アイ・ウォズ・ボーン・イン・ラブ・ウィズ・ユー
10. シェルブールの雨傘
11. アフター・ザ・レイン
12. パリジャン・ブルー
13. アイ・ウィル・セイ・グッパイ

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